LIFE DOOR

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褥瘡(床ずれ)を改善する方法

高齢者に於いて、よく問題視される褥瘡。一般的には、“床ずれ”と呼ばれています。
褥瘡とは、皮膚の長期圧迫により、血流が滞り、皮膚に赤みやただれを起こした状態を指します。ひどくなると、潰瘍になり、細菌による感染を引き起こし、高熱や皮膚の壊死、場合によっては、死に至る事もあります。

介護や医療の現場でも難しい問題に

高齢者施設や病院でも、完全には防ぎきれておらず、自宅介護に於いては、褥瘡発生を予防する事や、発生後の治療もたいへん難しい問題となっております。

褥瘡(床ずれ)の原因とは

私たちは、眠っている時に、寝返りを打ち、座っていても、お尻が痛いと感じれば動かす事ができます。しかし、高齢者を含め、自分の意志で体を動かす事ができない場合に、褥瘡を作る状態に陥ってしまうのです。

原因は食事や栄養の不足にある場合も

褥瘡は、長期寝たきりの状態の場合だけでなく、むくみや免疫力の低下、栄養状態の低下も、深く関わってきます。高齢者の低栄養の改善は、至るところで問題になっています。食事量の減少、嗜好の変化、口から食べる事が困難になる事などから、栄養状態が低下し、褥瘡の発生が予防できず、治癒までもが難しくなってきます。
バランスの良い食事を心掛け、良質なたんぱく質をしっかり摂る事が優先されますが、吸収力も低下し、食が細くなった高齢者には、なかなか、そういった食事は困難な事であります。

体位交換で予防する

体位交換と呼ばれる、周囲の協力により、体を一定の状態から変換させる事が頻繁にできれば、かなり予防する事ができるでしょう。
しかし、多くの場で、完全に一人一人に合った体位交換を行う事ができず、褥瘡発生に繋がってしまいます。
介護や医療の現場では、全身の皮膚の状態を、常に観察します。入浴の際に観察するのが一般的であり、また、病変に最も気付きやすいので、入浴中や入浴後の全身の観察を必ず行います。

Ł‐カルノシンで改善で改善させる

褥瘡の改善を手助けする栄養素は、いくつか存在しますが、なかでも、“Ł‐カルノシン”に注目していきます。
Ł‐カルノシンは、二つのアミノ酸で作られており、自然に産生されるものです。
特に目立った効能が紹介されていない為、正直、あまり注目されていません。
Ł‐カルノシンには、運動後の疲労回復の促進、体の疲れや老化の原因となる活性酸素を攻撃する抗酸化作用など、数々の役割を果たしますが、なかでも、結合組織細胞の活性化をする事で、老化の防止や傷の治療に効果をもたらす事が分かっています。傷の治療については、おまけ程度に感じるかもしれませんが、これこそが、褥瘡に効果てきめんなのです。
褥瘡の改善にももちろん有効ですが、褥瘡になる前である“皮むけ”の状態からの改善には、たいへん期待ができます。褥瘡の早期発見が最優先ですが、もし、褥瘡、若しくは、皮むけの状態を発見したら、Ł‐カルノシンの効果を試してみて下さい。食事からの摂取は難しい為、Ł‐カルノシンを含むサプリメントの摂取をお勧めします。
現在、Ł‐カルノシンを含むサプリメントな一般的ではない為、特定の業者やインターネットでの購入など、入手は限られています。対象となる方の状態にもよりますが、入手する事が可能であれば、褥瘡の予防や改善の手助けとなってくれるはずです。