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血中中性脂肪や体脂肪が気になる方のトクホ、使い方や注意点を解説

2020.04.04
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INTRODUCTION

メタボリックシンドロームの予防には、体脂肪や血中中性脂肪を正常に保つ必要があります。しかし、宴会や飲みの機会が多い仕事だとなかなかそうもいかないもの。ここでは体脂肪や血中中性脂肪が気になる方の食生活をサポートするトクホを解説します。ご自分に合った商品を選ぶためのポイントをチェックしましょう。

中性脂肪が高い原因

健康診断で「血中中性脂肪が高め」と指摘を受ける方は少なくありません。150mg/dl以上で高値とされますが、血中中性脂肪が多くなる原因は「油脂の摂りすぎ」だけに限りません。アルコールや糖分過多でも起こります。健康診断時の検査値によってある程度傾向を判別することができます。

中性脂肪に加えてγ-GDP、AST、ALTが高い

肥満・アルコール摂取過多・脂肪肝

中性脂肪が高く、飲酒習慣がない

砂糖、菓子、炭水化物、果物、油脂類の摂取過多

中性脂肪、コレステロールともに高い

洋食や洋菓子、脂質の多い肉や乳製品の摂取過多

また、とくに肥満していなくても血中中性脂肪が多い場合があります。血中中性脂肪が高いと動脈硬化の原因になってしまうので、体重に問題がなくても一度生活習慣を見直してみましょう。

トクホに含まれる成分の効用

血中中性脂肪、体脂肪が気になる方のトクホには次のような成分が含まれます。

特定保健用食品(トクホ)の説明はこちら

  • ジアシルグリセロール
  • グロビン蛋白分解物
  • EPAとDHA
  • 中鎖脂肪酸
  • 茶カテキン

血中中性脂肪が高い方の代用油にはジアシルグリセロール

ジアシルグリセロールは通常の油と違って体内に吸収されてもバラバラになったままで、脂肪に再合成されにくいのが特徴です。家庭での食用油の代用として使う製品が一般的です。血中中性脂肪を通常の油の半分ほどに抑え、筋肉などで燃焼されやすいので体脂肪としての貯蔵を防ぎます。

ただし摂りすぎは肥満につながってしまうので、ある程度上限を決めて使う必要があります。

低栄養や腎疾患でエネルギーをしっかり摂るべき方が利用すると、疾患を悪化させるおそれがあるので注意しましょう。

高脂肪の食事が多い方にはグロビン蛋白分解物

グロビン蛋白分解物は、リパーゼ(脂肪分解酵素)の働きを抑えて脂肪吸収を抑制します。

同時に中性脂肪の代謝酵素を活性化して、食後中性脂肪やレムナント様リポたんぱく質(血管壁に付着して動脈硬化を引き起こす物質)の増加を抑制します。

脂肪の多い食事や夕食後の1時間以内に摂取するのが効果的です。

アルコールが原因で中性脂肪が多い場合は効果が薄いので注意しましょう。

魚嫌いの方にはEPAとDHA

EPAとDHAは魚油に含まれる成分で、魚を食べる機会が少ない方におすすめです。

悪玉と呼ばれるLDLコレステロールや中性脂肪を下げ、善玉であるHDLコレステロールを増加させるので、コレステロールや中性脂肪のバランス改善に期待できます。

血液凝固を防ぐ成分なので、摂りすぎると内出血を起こしやすい場合があります。摂取量を守るようにしましょう。

家庭で食事をとる方の体脂肪対策には中鎖脂肪酸

中鎖脂肪酸は速やかに分解されるので、体脂肪として蓄積しにくい特徴があります。

1日当たりの目安量として14g程度の摂取がすすめられますが、この量は日本人が日常に摂取する食用油の量と同程度です。普段使う食用油をすべて中鎖脂肪酸の油に切り替えると効果が得られやすいでしょう。

家庭で食事を摂る機会が多い方に向いていて、その反面外食やコンビニ食での油脂摂取が多い方にはあまり効果が期待できないかもしれません。

体脂肪の燃焼をサポートする茶カテキン

茶カテキンは脂肪の代謝を促進し、体脂肪をつきにくくする働きがあります。お茶として販売されていることが多いですが、濃いからといって薄めてしまうと体内に吸収されにくくなってしまいます。

飲むタイミングによって効果が変化するものではありませんが、カフェインの多いものは食事と一緒に摂ると胃腸の負担を抑えられるでしょう。

まとめ

中性脂肪や体脂肪にアプローチするトクホには、それぞれ得意分野があります。減らしたいメインは血中中性脂肪なのか体脂肪なのか、外食の頻度は多いのかといったポイントを踏まえると選びやすくなります。アルコールや菓子、果物の多い食事も血中中性脂肪を上げる要因なので、健康診断で指摘を受けたら摂取量を見直してみましょう。

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