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MCTオイルでバターコーヒーダイエット

2019.09.23
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INTRODUCTION

バターコーヒーとは、最近話題になっているダイエット方法のひとつです。質の良いグラスフェッドバターとMCTオイル、そして香りの良いコーヒーの3つをブレンドしたコーヒーを朝食代わりに飲むことで、ダイエットを成功させるというものです。今回は実際にバターコーヒーを試してみた感想やより簡単な方法について解説していきたいと思います。

バターコーヒーの人気

バターコーヒーは都内のカフェをはじめ、コンビニエンスストアでも商品として販売されています。その効果からじわじわと人気を集め、密かに続けている方も多いダイエット方法。そんなバターコーヒーを実際に試飲してみたので、その感想からお伝えしていきましょう。

①バターコーヒーの効果

バターコーヒーダイエットはファスティング(断食)ダイエットに似た性質を持ちます。バターコーヒーを朝食と置き換えて飲むことで、長時間空腹感を感じずに活動できると言われています。また、脳の働きがシャキッとして集中力が向上することもその効果のひとつと考えられています。

実際に飲んでみた感想

今回はコンビニエンスストアで販売されているバターコーヒーを試飲してみました。味の感想は生クリームをたっぷり混ぜたコーヒーといった印象で、オイルとコーヒーが分離することなくしっかり混ぜ込んであるため、飲みづらさは感じません。ただ、かなりこってりと重い感じはしました。
飲んでから実際に活動をしてみます。普段ならパソコンで作業していると1~2時間ごとに意識がそれて、手が止まってしまうことがよくあります。しかしバターコーヒーを飲んだときは仕事が面白いようにすすみ、スイスイと遂行することができました。無理をしているという感覚もなく、自然にこなせたという感じです。
そして、やはり空腹感を感じません。いつもは朝食を食べても10時くらいにはお腹がすいて、飲み物などで少量のエネルギーを摂ることがあります。しかしバターコーヒーを飲んだときは集中して作業を行ってもエネルギー切れを感じることなく、14時頃まで食事を欲しませんでした。ファスティングという意味では確かに効果がありそうだと感じました。

バターコーヒーを作り方

バターコーヒーの作り方は、質の良いコーヒーにグラスフェッドバター(牧草だけで育った牛の乳を使用したバター)とMCTオイルを加え、ブレンダーや泡立て器でしっかり混ぜる、これだけです。

①より簡単な方法は?

混ぜるだけとはいえ、ブレンダーを使うのがひと手間なので、「忙しい朝に毎日続けるのが負担・・・」という方もいらっしゃると思います。また、グラスフェッドバターは近隣のスーパーではおそらく入手しづらいでしょう。そんな方はより簡単に、コーヒーにMCTオイルを浮かべるだけでも良いかもしれません。
MCTとは「medium chain triglyceride」、つまり「中鎖脂肪酸」という意味です。
一般的な油脂は「長鎖脂肪酸」です。MCTは長鎖脂肪酸と比べて素早い吸収速度でエネルギーに変換され、体脂肪として蓄積しにくいという特徴を持ちます。MCTオイルは効率の良いエネルギー摂取や食事制限を目的として、医療の現場で長年使用されてきました。
医療用として広く使われているため、MCTオイルだけならドラッグストアなどで比較的簡単に入手が可能です。たくさんの種類から選びたいのなら、インターネットでの購入が良いでしょう。MCTオイルはココナッツ由来とパーム由来に分かれますが、ココナッツ由来の方が酸化しづらいと言われています。酸化した油脂は身体に有害なので、ココナッツ由来で褐色など有色の容器に入った、酸化に配慮されたものがおすすめです。

②注意する点は?

コーヒーにオイルを浮かべても最初は飲みづらく、抵抗があるでしょう。パウダータイプのMCTオイルなら混ぜると白濁し、カフェオレに近い感覚になります。少量ずつ溶かせばダマにもなりにくいのでおすすめです。
また、ファスティングダイエットにありがちですが「身体に必要なたんぱく質・ビタミン・ミネラルが十分摂取できない」という点は否めません。その問題解消として、「ささみ+生野菜or温野菜のサラダ」にMCTオイルを加えたドレッシングをかけるというのも一つの手です。ダイエットに必要なたんぱく質・ビタミン・ミネラルを確保でき、かつMCTオイルの摂取も可能です。
それから、バターコーヒーは「日常にプラスすると痩せる」というものではありません。あくまで食事との置き換えをすることで、朝食や間食からのエネルギー摂取を抑えるといったものになります。朝食も間食も食べてバターコーヒーもしっかり飲むというやり方ではカロリー過多、余計に太ってしまいます(バターコーヒー自体カロリーは高く、市販のバターコーヒーの場合1本で150kcal程度あります)。
そして、体質によりますがMCTオイルをいきなり多量に摂取して下痢をする方もいらっしゃいます。多ければ多いほどダイエット効果があるというものではありませんので、最初はティースプーン1/2~1杯程度の少量から始めましょう。
最後に、MCTオイルの取り扱いについて。MCTオイルはその性質上酸化しやすい油です。最初の購入は酸化を防ぐため少量にとどめておきましょう。割高にはなりますが個装タイプも販売されています。また、通常のサラダ油のように加熱するのはNGです。火にかけると煙が出て嫌な匂いが立ち込めます。熱いコーヒーに混ぜるのは問題ありませんが、直接火にかけないようにしましょう。

まとめ

今回ご紹介した「バターコーヒー」は、人によっては飲みづらさを感じることもあるでしょう。コンビニエンスストアや取り扱いのあるカフェでまず試飲してみるのもいいかもしれません。
また、置き換えダイエットは必要な栄養素が摂れなくなるので、過度に行うのはおすすめできません。そのため朝食のみの置き換えにとどめ、たんぱく質やビタミン、ミネラルの摂取も心がけるようにしましょう。

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